肥満の原因は中性脂肪が体内に溜まること!

体内に脂肪が過剰に溜まった状態が肥満です。この体内に溜まる脂肪の正体は中性脂肪と呼ばれます。中性脂肪はグリセロールについている脂肪酸の数により、モノ(1)、テイ(2)、トリ(3)と3種類ありますが、3個を表す「トリグリセライド」と呼ばれ、通常、中性脂肪と言えばコレを指します。

私たちは食事をすることでエネルギーを得ていますが、正常な体内活動を維持し、生活していく上で必要なエネルギー以上の過剰なエネルギーは中性脂肪として蓄えられます。

激しい運動をしたり、食事を摂らない日があっても、すぐにエネルギーが切れないのは、備蓄した中性脂肪をエネルギーとして消費できるようになっているからなのです。銀行口座に例えれば、中性脂肪はいつでも下せる普通預金のようなものです。

ちなみに、食物のほとんどの脂肪は中性脂肪です。牛肉や豚肉の白い脂身の部分や、天ぷら油、サラダ油などの植物油も中性脂肪の仲間です。

摂取した脂肪は口や胃の中で色々な消化酵素や胃液と混ざり合いますが、そこでは消化されません。脂肪は十二指腸に達した時点で肝汁の力で細かくされた上、すい臓から分泌される酵素で消化され、さらに小腸で消化吸収されます。

吸収された消化脂肪は「リパタンパクリターゼ」という酵素に分解され脂肪細胞に蓄えられます。そのため、血液中の中性脂肪は食後増加しますが、時間の経過とともに元に戻ります。

また、吸収された中性脂肪の一部は、「遊離脂肪酸」という形で分解されエネルギー源として利用されます。このように、中性脂肪がエネルギーとして利用される時は、必ず遊離脂肪酸という形に分解されます。

そして、エネルギーとして使用されず、余った遊離脂肪酸は肝臓で再び中性脂肪に合成され脂肪細胞に蓄えられるのです。